- 第80回 1969年、19歳で上京した。街も、大学も、そして、私自身も、まさに「青春」の始まりであった。
- 第79回 思春期を振り返り、60代の今にひきづる自分の面影を探してみたいが、反面、少々恐い気もする。思春期には、自分の弱さばかりを意識する、たいへん自意識の強い子供であった。
- 第78回 小学校6年間通った習字教室で、今に至る文字への親しみが深まった。母親に無理やりに習わされた習字だが、私にたくさんの財産を遺してくれている。感謝。
- 第77回 人材マネジメントに欠けている視点がある。私は、それを「弱みのマネジメント」と名づけることにした。不得意なことや短所を素直に開示して、人の助ける得ることに上手になることは、大事なビジネススキルの一つになるだろう。
- 第76回 「私の読書遍歴ー2」長野に帰ってからの30年間余りの読書体験は、まことに豊かなものだったと、感謝したい。幾つまで本を読めるのかわからないが、その年代の生き様に相応しい、素直な本好きでいたいものだ。
- 第75回 「私の読書遍歴-1 」読書との出会いが、今でも私の生き方の基盤を作ってくれている。もし、「本」がなかったら、私の人生は、今とは違うものになっていたことだろう。
- 第74回 新社会人のみなさんへ、先輩から贈る言葉を書いた。問題意識を持ち、孤独の中で、自問自答を繰り返すことが成長への軌道である、と。
- 第73回 漆職人も矢沢永吉も、「単純」な「仕事」を根気良くやり続けることで、「仕事」の奥底に隠れて見えなかった「天職」と出会った。
- 第72回 人生にも仕事にも、必ず、幾つかの「節目」がある。他人の「節目」から、何を学び、それを、自分の「節目」にどう活かしていくか。「節目」の迎え方、そして、その過ごし方の意義は重い。
- 第71回 母親の七回忌の法事の後、山ノ内町の古い湯治場角間温泉で、温泉に癒され美味しいと料理を堪能した。兄妹たちが集うこんな機会は、亡き母親からの贈り物だ。
- 第70回 イチロー、吉永小百合、高倉健、矢沢永吉、そして、北野武、栗城史多さん。彼らの生き様をたどる時、「天職」につながる答えはないだろうか?
- 第69回 「天職」とは、「天からの声」が聞こえることだという。私は、友人の「声」で、「人材」に関わる仕事を「天職」だと思うようになった。
- 第68回 最近の若者は、あきらめが早いといわれている。未来の夢や目標が見つけにくいからなのかもしれないが、最後まで、頑張り続けてほしいと思い、高校生にそんな話をさせていただいた。
- 第67回 今年も、旧暦ベースの「年賀状」となる。これまでの年賀状を読み返してみると、何か面映い気がするが、それはそれで、わが人生の貴重な足跡になるのだろう。
- 第66回 久しぶりに会社の伝統的な「ミーティング」に復帰したので、読書の醍醐味を話した。それは、亡き会長が始めた、40年以上も続く伝統の行事だ。
- 65回 先輩方が、一人二人と会社を去って行く。寂しいことだが、その方々の分まで、当社の歴史やDNAを後輩たちに伝えて行く使命感を痛感して、身の引き締まる思いがする。
- 64回 吉永小百合は、人間として「素」のまま女優となった天性の人だと思う。そして、「千の顔」を持って、私の人生と伴走してくれたかけがえのない存在である。
- 63回 吉永小百合が、女優というキャリアを選択して、今年で55年になるという。過日、最新作の舞台挨拶を行うご本人の姿を間近に見て、感慨深かった。
- 第62回 今風のキャリア論でいえば、「恋愛」も立派なキャリアの一つ。今ではいい思い出へと浄化させてくれた、ある女性との思い出を書いた。
- 61回 キャリア論の研究家は、「キャリアは、偶然によってつくられる」という。自らの40年を振り返り、とても共感できる理論だ。